正式名にするかはまだ微妙ですが、タイトル変えました。
はてさて。
黒ネロちゃんの名前も変えようかと思ったけど、もう黒ネロ以外考えられない。
※黒ネロとネロが女の子で双子です。
※キリエは男です。(名前:キリア)
※クレドは男です。
見るのは好きだけど書くのは苦手なアクションシーンです。
R16です。
OKな方は続きから。
大聖堂から逃げ惑う人影を見ながら、黒ネロは男にしがみつき胎内の熱に身を委ねる。
「ん・・・っ」
「・・・ん?なにかあったのか・・・?」
大祭の途中だと言うのに、逃げ惑う民の姿に男が黒ネロから離れようとする。けれど、黒ネロは両腕で男を抱き寄せ、下肢に力を入れた。膣を犯す男自身を締め付けると、男は息を呑んだ。絡みつく襞に思わず腰を揺らす。
「は、ぁ!あ・・・っ」
「すげぇな、ネロ・・・っ」
「ふふ、もっと頂戴」
まるで淫魔だと。男は黒ネロに誘われるままにその体を貪る。
「も、出すぜ・・・っ」
「イイ、よ・・・っ」
ぐ、と奥を突かれた瞬間、黒ネロの体が酷く痙攣した。その膣に何度目か分からない精が叩きつけられる。
男が黒ネロから離れると、内股を体液が伝った。
大聖堂の壁伝いに座り込む黒ネロ。
「大丈夫か?」
「へ~き。・・・またね」
「ああ」
体だけのその場限りの関係。男はなにごともなかったかのように人ごみに紛れていく。黒ネロは髪をかき上げると、ゆっくり立ち上がってめくれたミニスカートを正した。けれど、体液を拭くことも無く壁にもたれかかる。
中でなにが起きているのかはまったく興味がないけれど、町の向こうから漂う気配に笑みを浮かべた。
「楽しいことが起こりそうだね・・・ネロ?」
気に食わない。
自分だけが必至になっているように見えてしまう男の態度。
「ち・・・っ」
叩きのめさないと気がすまない。
ネロは排莢すると同時に左腕を大きく振った。新しい弾が宙に浮くとと身を捻り、その場で体を回転させる。
空転するシリンダーに宙を舞う弾が誘われるように吸い込まれ、装弾が完了する。足元に排した薬莢が音を立てて転がった。
たった一瞬。刹那の出来事だが、銃口を向けた先にすでに男の姿はなく、背後に気配を感じた。
「・・・銃じゃ駄目か」
男はスパーダ像を見上げるだけで攻撃してこなかった。それでもネロの様子を伺うこともなく、視線だけを向けてくる。いつでも、攻撃されてもそれを跳ね返す余裕があるとでも言うのか。
ネロはそんな男の態度に苛立ちを募らせつつ、男にやられた騎士隊員が落とした剣・カリバーンを蹴り上げ、手にする。自分が使っているものより小さく、軽い。噴出口も二つしか着いていないが、今は仕方ない。
ネロはそれを床に突き刺し、スロットを回した。
「その剣飾りじゃないんだろ!?」
地に刺してスロットを回す。それは決闘を申し込む時の動作だった。男はそれを知ってか知らずか、方に担いでいた剣を見、ゆっくりと床に剣先をつけた。ネロを真似してか、ご丁寧に回すような動作をする。
「・・・でやああああ!!」
カリバーンを振りかざす。男の大きな剣がそれを弾き、けれど、ネロはすぐに体制を立て直して懐に入り込もうとする。女の小柄さとフットワークの軽さ
最大限に生かすが、それでも男を掴みきれない。
大きな動作で剣を振り回す男。金属の鋭い音を立てて交わる剣はとても重かった。やはりこんな軽いカリバーンでは歯が立たない。
それでも、自分の本来の剣はここにはないのだ。やるしかない。
力任せとはまた違う男の剣技。無駄があるような大きな動きだが、その実、まったく無駄がない。
互いに飛び上がり、宙で交差する。
決定打となるダメージは与えられない双方だが、確実にネロの体力は削られていた。
男の剣を刈りバーンで受け止める。防御に回ってしまうほど男の力は強く、その勢いにネロの体さえ後方に飛び上がらせた。男がソレを追い、上から振り下ろされた剣を受け止めるが、今度は床に叩きつけられる。なんとか両足で踏ん張ったもの、息をつく間もなく剣が迫っていた。
ついには弾かれてしまう。
しまった!そう思った時には男は得意な技なのか、まるでフェンシングのような剣を突き刺そうと突進してきた。
「───!!」
やられる。そう思った瞬間、ネロは右腕を出していた。
キン!!と金属とはまた違う鋭い音とともに、爆風が舞い上がる。周囲に鎮座していたベンチが飛び上がる。赤いコートと青いコートが舞い、ネロの右腕が姿を現した。
ネロの顔が青白く照らし出される。その光は、異形の右腕から発せられていた。
「・・・hm・・・どういう仕掛けになってるんだ、お嬢ちゃん」
「しゃべれるのかよ・・・でも、種明かしてししてやれないな!!」
右腕に大剣を刺したまま振り払うと、男の体がスパーダ像に投げ捨てられる。が、像にあたる前に男は着地し、
「まさかお前も・・・」
と言いながら男がネロを見ると、少女の右腕から巨大な腕が生まれ、それはスパーダ像からはがした大剣を握っていた。
ネロは迷わずそれを投げつける。男が軽く背中をそらすと、頬を掠めるくらいの距離で大剣が横切り、スパーダ像に突き刺さった。
それを見送った男がネロを見ると、少女は肩を慣らし、光る手をはたいた。
「人が来る前に終わらせてやる・・・!!」
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ムービー見ながら書き起こすのって大変(>_<)
黒ネロも悪魔の右腕持ってますよ、もちろん。その辺はおいおい。ゲーム設定とは違ってます。
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